■ ID | 526 |
■ 種類 | 学会発表 |
■ タイトル | 埼玉県におけるムラサキツバメの発生と耐寒性 |
■ 著者 | 嶋田知英
埼玉県環境科学国際センター 長田泰宣 埼玉県環境科学国際センター |
■ 出版元 | |
■ 出版年 | 2005 |
■ 誌名・巻・号・年 | 第8回自然系調査研究機関連絡会議調査研究・事例発表会、平成17年12月29日 |
■ 抄録・要旨 | 近年、多くの昆虫で分布域の北上や東進が報告されている。ムラサキツバメもその分布地域が東進、北上している種の一つとして知られ、以前は中国・四国地方以西の分布であったが、1990年代以降、近畿地方に分布を広げ、2000年以降関東地方各地で発生が確認されるようになった。
そこで、2001、2002年に県内各地の発生状況を調査するとともに、成虫及び蛹の過冷却能力等耐寒性に関する調査を行った。ムラサキツバメの食草であるマテバシイが植栽されている公園や団地周辺など、県内24市町村34ヶ所で発生状況調査を行った。その結果、25ヶ所で発生が確認され、県東部の平野部に広く分布していることが分かった。また、耐寒性の指標の一つである過冷却点は蜂蜜を与えた成虫で-11.5℃、無給餌の場合-9.9℃、蛹では-13.1℃となり、比較的高い過冷却点を示した。 |
■ キーワード | ムラサキツバメ、過冷却点、マテバシイ、耐寒性、Narathura bazalus |
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